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ニオイノハツケン(2013)、春旅(2014)に続き、兵庫県篠山市・丸山で、また一つの場をもたせてもらうことになりました。今回は、「Holistic Retreat(ホリスティック・リトリート)」というテーマ。でしたが、私は英語ができない。一体、どういう意味なんだろう。いろんな人に聞いてみると、「日常のせわしさから離れ、静けさの中に心身を置き、自分の本質を見つけ出すこと」らしい。解釈はいろいろあるだろうけど、私にとっての本質、取り戻したい感覚ってなんだろう。

そんなことをボンヤリ頭に置きつつ、丸山にしかないもの、丸山でしかできないことを考えた時に、ひとまず辿り着いたのが、「小さい頃、田舎に集まって、じいちゃんばあちゃん、親戚たちと過ごした、年末年始」を取り戻してみたいという願いでした。昔はみんなで餅つきしたり、夜な夜な七輪でスルメを焼いたり、鶏小屋から卵をとってきたり。そこらから花を摘んできて飾ったり、お地蔵さんやお墓を磨いたり。大人たちがたわいもない世間話をし、退屈にさえ感じていた時間が、なぜ今こんなにも、愛おしく感じるのか。田舎を持つ人も持たない人も、そんな思い出を追体験もしくは初体験することで、「日常の年末年始」を、いつもより静かな気持ちで迎えてもらえたら、と思いました。



篠山といえば、丹波の黒豆。プックリ大きい黒大豆は、おせちの黒豆煮や、黒豆茶にも向きます。早い時期なら、枝豆で食べても、最高に美味しい。そして、小さな丸山集落にも、水田は多く、秋になると稲ワラがたくさん出てきます。集落丸山では、これまでにも、直子ばぁちゃんの教室が開かれていて、釘を使った昔ながらの黒豆煮や、稲ワラを使った篠山地方のしめ飾り作りが行われてきました。

このばぁちゃんの存在こそが、丸山なのだと思います。何十年も続けてきた手さばきは、ごく当り前でしなやか。そんな姿に見惚れつつ、今回は、そこへ「色」と「香り」を加えた二日間を、催すことになりました。



一日目は、「黒豆の色で仕舞う大晦日」。ついでに染色部、第二弾でもあります。おせちの黒豆は、ハレの席で供されるため、形や色のキレイな粒だけが選別されます。虫に食われたり、大きく育たなかった屑豆、古くなってしまった豆は、畑にまくと、動物のエサになってしまうため、鳥にあげたり、捨てられてしまう運命に。その前に少しだけ、美しい「色」をおすそ分けしてもらいましょう。着古した襦袢をほどき、黒豆の色を染め移した、絹のハタキを、大みそかの大掃除に備えます。最後に、黒豆茶を飲みながらひと息ついたら、身近な材料を使った掃除法について、みんなで井戸端会議しながら、暮らしの知恵を交換し合います。



二日目は、「黒文字の香りで開く元旦」です。黒文字といえば、和菓子に添える楊枝。香りのよさ、樹肌の美しさで、他に変わるものがないためか、今なお、使い続けられています。この香りが、外国からも再注目されているのには、もう一つ理由があります。化粧品に多く利用され、家具などへの需要も重なって絶滅危惧が心配されている、ローズウッド精油と成分が似ているためです。戦前の日本では、黒文字の精油を輸出までしていたものの、戦後の混乱から、その技術は縮小してしまったままでしたが、精油に限らず、黒文字の枝や葉、実の香りがもつ力はパワフルです。

今回は、元旦のおせち用に黒文字の楊枝を削り出し、その木屑から「香り」を集めて、ついでにアンフルラージュします。そして、黒文字茶は、別名・福木茶とも呼ばれ、おめでたい元旦にピッタリの名前。どのように作るのか、あわせて教えてもらいましょう。



今回のお弁当は、篠山のオーガニック食品店、ベジワンフーズさんがこの日のためにお届け下さいます。お子さま連れも、お一人様も、はじめての方もご参加可能です。みなさまお誘い合わせの上、ぜひお気軽にお越しください。


講座日

2014 /12 /13 (土) 14 (日)

時 間

10. 30 - 16. 30

定 員

各 15名

参加費

● 12 /13(土) 6,000 ¥
(黒豆煮のレシピ、黒豆染めのハタキ、お弁当、黒豆茶とお菓子込み)
* お連れ様は、お弁当と茶菓子代(1,200円)のみでご同伴いただけます
* 現地集合の方は、500円引き
* 希望者には、黒文字の枝も差し上げます
● 12 /14(日) 7,000 ¥
SHALEキット、黒文字楊枝、しめ飾り、お弁当、福木茶とお菓子込み)
* お連れ様は、お弁当と茶菓子代(1,200円)のみでご同伴いただけます
* 現地集合の方は、500円引き
* SHALEキット持参の方は、1,000円引き(専用基材つき)

内 容

● 12 /13(土)【 黒豆の色 × 一年の仕舞い支度 】
10. 00 JR篠山口駅集合
10. 30 集落丸山着
    受付、オリエンテーション
11. 00 直子ばぁちゃんと黒豆煮(大みそかのおせち作り、丹波篠山・黒豆のお話)
    ついでに染色:屑豆や虫食い豆を煮出して、染色準備
12. 30 ランチタイム(ベジワンフーズさんのお弁当+黒豆煮の試食)
13. 30 襦袢をほどいて染色(竹の枝でハタキ作り)
    布を干しつつ、里山散策
15. 30 ティータイム(黒豆茶と丸山饅頭)
    暮らしの知恵の掃除術(昔ながらの材料で)
16. 30 集落丸山発
17. 00 JR篠山口駅解散


● 12 /14(日)【 黒文字の香り × 一年の開き支度 】
10. 00 JR篠山口駅集合
10. 30 集落丸山着
    受付、オリエンテーション
11. 00 里山散策(黒文字を探しに)
12. 00 ランチタイム(ベジワンフーズさんのお弁当+黒豆煮の試食)
13. 00 黒文字の枝で楊枝作り
    ついでにアンフルラージュ:楊枝削りで出た木くずを使って
    黒文字の香りを集めたハンドクリーム作り
14. 30 ティータイム(福木茶と丸山饅頭:楊枝を使って)
15. 00 直子ばぁちゃんとしめ飾り作り(お正月の支度、稲ワラの使い方のお話)
16. 30 集落丸山発
17. 00 JR篠山口駅解散

講 師

● 黒豆煮 / しめ飾り
佐古田 直子 ( 丸山在住 )
● 掃除 / 楊枝
月江 潮 ( 集落丸山
● 染色 / アンフルラージュ
鞍田 愛希子 ( Atelier Michaux

会 場

集落丸山 兵庫県篠山市丸山30


【マイカー】
舞鶴若狭自動車道・丹南篠山口ICより 北東へ約15分
* 篠山鳳鳴高校西側の小さな谷筋を最奥まで北上

ご予約・お問合せ

NPO法人 集落丸山 (担当:月江)
TEL 079-506-0243 / E-mail yoyaku@maruyama-v.jp
※ ご予約の際には、参加人数・全員の氏名・メールアドレス・携帯番号(当日連絡用)をお知らせ下さい。


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